きゃりぱぁおぉばぁほぉる(庶民派編)
今回のメインディッシュといっても過言ではなさそうなキャリパーのピストン出しです。 エアーコンプレッサーがあれば秒殺でしょうけど僕はそんな素敵なものは持っていないので・・・ (※作業日 2023年10月25日) |
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通勤で使用しているチャリンコの空気入れで格闘(笑) えぇ、庶民派というか一般家庭にあるもので何とかするスタイルです(^^; |
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ピストンを抜くために当て木を入れて・・・ | |
空気入れのペダルを踏み踏み・・・ するとポン!という音と共にピストンが出てきました。 ピストンは全て同時に出てこず、一箇所どこかしら弱いところ(動きのいいところ?)から出てこようとします。 仮に一箇所出切ってしまうとそこからエアーが漏れまくり残りのピストンが出てこなくなってしまいます。 そうなったらピストンをキャリパーに戻してあげて、当て木の量を増やしてあげる必要があります。 下の動画で解説します(^^; |
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当て木の量、大事(笑) | |
外側はお行儀良く2つとも出てきてくれましたが、内側は固着気味なのかうんともすんとも言わないので・・・ | |
お行儀のいい外側はこれ以上出てきてしまわないように外した古いパッドとピストン戻しツールを使用して保持します。 ※ピストン戻しツールは本来こんな使い方ではありません(^^; Cクランプがなかったので・・・ Cクランプ代わりに使用したピストン戻しツールと行儀の悪い内側ピストンの間にも当て木を入れておきます。 |
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そしてエアーを送ると内側だけ出てきました。 | |
なんとか無事に???外すことができました。 キャリパーの下に敷いてある段ボールの汚れ具合を察してもらえれば幸いです(笑) 僕はこの時決意しました。 コンプレッサー買おう・・・と(笑) 外したピストンは仕分けしておきました。 |
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反対側のキャリパーもピストン出しに苦戦しましたが・・・ | |
ピストン戻しツールの間違った使い方を駆使して・・・ | |
摘出に成功! | |
仕分け仕分け♪ 完全に画像を取り忘れてますが、ピストンにブーツが付いてきますが交換するので外しておきます。 ※キャリパーの左側に転がってるやつです。 |
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リアは対向2ポッドなのでフロントに比べたらそこまで苦戦することはないと思われます。 | |
おりゃ! | |
摘出! | |
フロント、リア共にキャリパーのシリンダー内部にパッキンが入っているため摘出します。 | |
Audi・・・ | |
あとキャリパーを固定する部分に・・・なんだろコレ・・・スペーサー?カラー???が入っているので外しておきました。 | |
あとは心ゆくまで清掃します。 ブレーキパーツクリーナーで初めてブレーキのパーツをクリーニングするという本体の正しい使い方をしたかもしれません(笑) |
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そんなこんなでフロントリア共に清掃完了! | |
このあとマスキングして塗装するわけですが・・・ NISSANの文字は表面がギザギザに加工されているため、塗装時の邪魔になりかねないので・・・ |
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ヤスリでフラットにしておきました(・ω・)ノ | |
今回NISSANロゴは活かすので塗装後の処理が楽になると思います、多分(笑) | |
4つ上と同じ画像じゃないですよ?(笑) フロントリア共にNISSANロゴをヤスリがけしてフラットにしておきました。 |
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スプリングやシム、スライドピンなどの構成品も清掃しておきました。 | |
あとはピストンも汚れや若干の腐食?もあったので・・・ | |
ブルーマジックで磨いておきました。 | |
左:研磨前 右:研磨後 |
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さて、そうこうしているうちに日が暮れてきてしまい塗装ができなくなったので・・・ 今回のついで作業という事でハブボルトの交換をします。 ニスモの強化ハブボルトではなく純正→純正なので外す前にハブ面からの出しろを測っておきます。 フロントは33mmでした。 |
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作業したのが夜だったので気を使ってタイロッドエンドプーラーでハブボルトを抜きました。 | |
バックプレートにハブボルトの逃げがある場所で抜きます。 | |
フロントの場合、パーツナンバーは43222-70T00となります。 | |
ハブボルトを抜いた穴の清掃をして・・・ | |
新品のハブボルトを挿入しお互いのスプラインの位置が合う場所で締めこんでいきます。 ↑ハブボルトを挿入した状態で軽くボルトを回すとスプラインの溝に嵌まろうとカリカリするので合う場所で位置決めします。 位置が決まったら適当なワッシャーをたくさん入れて不要なナットで締めこみます。 あ、作業は1本ずつやった方がいいです(笑) |
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締めこんだらハブの裏側の確認(ハブボルトの頭下に隙間がないか)をして、なおかつハブ面からの出しろを測ります。 旧部品も新部品も同じ長さなので正しく取り付けられていれば出しろも必然的に同じになるはずです。 |
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1本ずつ外して締めてを繰り返します。 回り止めにいい感じの長さの鉄パイプがあるといいです。 あとねじ山損傷防止に不要なナットがあるとなおいいです。 ※画像参照 |
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左フロントのハブボルト交換完了! この日はここまで・・・ |